今回は、保土ヶ谷駅西口商店街にある、
『「休憩所」なのか「資料館」なのか解らないが、とにかく人が出入りしている「帷子番所」という場所があるので何なのか調べて欲しい!』
との依頼を受けたので、早速現場に急行し調査する!
ド~~ン!
え? 小さい?
ちょっと待って!
ん〜〜〜
ドーーーン!
日本史って…戦国時代の対戦ゲームとかキッカケに興味持ったりしますよね! アホマイルド坂本です!
今日は、保土ヶ谷駅からほど近い(←“ほど”がかかってるんですよ。笑)、いま居るこの道は「旧東海道」です!
東海道と言えば「東海道五十三次」。 古くは徳川家康も通ったであろう道。
そして、旧東海道沿いにあるのが調査依頼の場所なんです。
それでは、今日も「ハピゴラ!」はじまり、はじまり〜〜〜!
帷子番所って?
今回の調査場所、読み方は『帷子番所』と書いて『かたびらばんしょ』と読むようです!
さて、どんな場所でしょうか?
お!いきなり!!
道標がありますね!
ちゃんと「旧東海道」と書いてあります。
あれっ?
ここじゃないですかね?
ん?
…「程ヶ谷宿番所」?
あ!
昔は「保土ヶ谷」を「程ヶ谷」と表記してたんですね。
いきなり歴史を感じるものがありました!
ここは「程ヶ谷宿番所」なのでしょうか?
『帷子番所』では無いのか?
さらに、面に回って〜
ドーーーン!
え? 何? いきなりお墓? 誰の?
なんか書いてありますね。
違います!
どうやらこれも道標ですね。
4つともそれぞれ違う道を指している道標なんですって!!
…さっきの道標なんて細いステンレス製で沢山の情報が書いてあったのにー!
便利になったもんですな!
そんな事を思いながらお話しを聞きに中に入ろうとすると〜
「いらっしゃい!」と明るい声。
すいません、『帷子番所』に行きたいのですが〜!
「ココだよ!」
あ、合ってたー!
この方は、この『帷子番所』を作るのに尽力した、
保土ヶ谷西口商店街 会長 八ツ橋 良光 さん。
「もうすぐ皆んな来るから座って待っててよ。」
と、今日の為にお馴染みの方々を集めてくれたのだ。
うわー有難い!
外のベンチで待たせて頂くと・・・、
「こんにちはー!」と、また明るい声。
ご近所の方なのかと思ったら、この方、
NPO法人 保土ヶ谷ガイドの会 小島 恒明さん。
集まってくれた方の1人。 ありがとうございますっ!
そして、次々と八ツ橋さんにお呼ばれされた方々が集まり・・・、
こんなに沢山の方々!
恐縮です。 お忙しい中、本当にありがとうございます。
それでは、早速お話しを!
今日、集まって頂いた皆さんの多くは、保土ヶ谷で生まれ育った方が多いそうです。
坂本「この『帷子番所』はどんなところなんでしょうか?」
Aさん「歴史を伝える資料館でも勿論ありますが、団体さんや個人で訪れた方の休憩所としても使って頂いています。」
番所に普段居る方は、八ツ橋さんの声掛けで交代で地元の皆さんがいらっしゃるそうです。
坂本「いまは保土ヶ谷駅西口側は国道1号線があるが、その昔の「旧東海道」の道幅、賑わいはどうでしたか?」
Bさん「多少の誤差はあるものの、今と変わらない道幅だったわよ。 もちろんアスファルトでは無く、土が盛られた道で、道にはずらーっとお店や露店が並んでいたのよ。」
坂本「なるほど! イメージは今より広いのかと思ったけど、今と昔は変わらないんですねー!」
他にも沢山のお話しを聞き盛り上がる!
ここで皆さんに聞いた情報をまとめよう!
慶長6年(1601年)徳川家康は「五街道整備」にしたがって、5つの街道と「宿(しゅく)」を制定し、街道として「東海道」が誕生。
日本橋(江戸)から三条大橋(京都)に至る宿駅は、53箇所で皆さんが知っている「東海道五十三次」と呼ばれた!
「程ヶ谷宿」は江戸・日本橋から4番目の宿場であった。隣の「神奈川宿・台町」からは、南軽井沢と浅間町を挟んでいるだけで近く、
横浜市内には「神奈川宿」「程ヶ谷宿」「戸塚宿」と3つの宿場があったが、ここ「程ヶ谷宿」がちょうど宿としても、遊びとしても人が集まったため、大変賑わっていたそうだ!
興味深い話しは尽きないが、『帷子番所』には、
「東海道五十三次 宿場てぬぐい」も販売中。
そして、
「スタンプ」も〜!
ドーーーン!
スタンプファンは要チェックだ。
歴史的な「絵」や、
「写真」なども展示!
こちらは奉行所が発行した「料金表」!
「神奈川」まで49文!
今なら「保土ヶ谷」から「神奈川」までJRと京急で270円。
高い? 安い?
最後に、皆さんに『帷子番所』を今後どうして行きたいか?との質問をしてみた。
すると、
今もそうだが、近隣の人や遊びに来た人が、フラッと立ち寄れる場所にしたいと。
「歴史の勉強でも、休憩でも、用が無くても立ち寄って下さい!」との事だ。
また「地域安全安心ステーション事業」といって、
地域の安全を守る拠点として、また、有事の際には駆け込めるようにボランティアの方が交代で常駐されているそうだ。
帰り際に『帷子番所』の皆さんで記念写真を!
時代を超えて毎日の暮らしを見守るその場所は、まさに「番所」であった!
いや〜、今回も素敵な出会いがありました。
皆さん、集まって頂き本当にありがとうございまーす!
それでは、今回の「ハピゴラ!」はここまで。 おしまーい!