ドーーーン!
皆さんこんにちはー、アホマイルド坂本でーーす!
今、私は『ドンドン商店街』にやって来ておりまーっす。
「ハピゴラ!」ファミリーのグローリー・アキラさんと『ドンドン商店街』をドンドン紹介して行きまーす!
ドンドン商店街は、京浜急行「南太田駅」で降りたら歩いて5分程。
てくてく。
てくてく。
「DONDON」と書かれた大きなアーチ。
こちらが『ドンドン商店街』の入口です!
『ドンドン商店街』とは・・・
「ドンドン商店街」ことドンドン商店会協同組合は昭和28年5月6日設立、68年の歴史ある老舗商店街です。
最盛期には60店舗が加盟し、現在は14店の専門店が加盟。商品を熟知したプロが揃っています。
また、過去33回開催した歴史ある縁日も、現在はコロナ禍で開催が難しい状況です。
お店に到着!
本日お邪魔するお店は「前川商店」さん、老舗のお米屋さんです!
興味深い色んなものがありますよー。
さっそくお邪魔しましょう。
入店!
こんにちはー。
ぅわ、見てーー!
お豆まめまめ!沢山のお豆です!!
凄い。全部違うお豆だよ!
しかも「量り売り」。
お米用の冷蔵庫もあるんですねー。
缶詰も沢山並んでいますよ。味がありますねー。
昔の計りだ!
分銅を使って、釣り合ったらその重さって言うね。
いいですねー!歴史を感じる看板。
「カルピス」ってこんなマークだったっけ?
興味深いものが色々あるなぁ。
お話しを伺います。
「前川商店」前川政治さん&登代子さんご夫妻にお話しを伺います。
坂「こんにちはー!お邪魔します。」
政・登「いらっしゃい!」
坂「ここ『ドンドン商店街』は老舗が多いと聞きますが『前川商店』さんはいかがでしょうか?」
政「そうね〜、うちは私で3代目。戦争で資料が全部焼けちゃったんだけど、創業100年以上って聞いてますよ。」
坂「100年以上!!! 1世紀じゃないですか!凄いですね~。初代は政治さんのお爺様ですよね、何か当時の事は覚えてますか?」
政「ウチの爺ちゃんは、とにかく力持ち。このまち1番の力持ちで有名だったよ。」
坂「お米で培われたパワーなんでしょうか。配達も沢山担いで行かれたんですかね!?」
政「そうだと思うよー。」
坂「ところで、『前川商店』さんはお豆も沢山あって種類も気になりますが、計量が「枡(マス)」なんですね?」
登「今の単位は、『g』だったり『kg』を使うけど、昔は『合(ゴウ)』『升(ショウ)』だったんですよ〜。」
坂「あ! 炊飯器は今でも『合』ですね。お酒も。」
登「そうそう。「一升瓶」のことはよく耳にも目にもすると思います。『枡』はお酒を飲むものだと思いますが、見て下さい!」
坂「あれ?鉄が付いてますよ。これじゃ口当たり悪くてお酒は飲めないですねぇ。」
登「これは『穀物用の枡』、計量器なんですよ!」
坂「『穀物用』なんてあるんですね!何で鉄が打ってあるんですか?」
登「使っているうちに削れたり欠けたりすると正確な分量が計れなくなってしまいますからね。」
坂「なるほど!」
登「これも見て下さい。これは『1斗枡』です!」
坂「おー、デカイですねー! 『1斗枡』とは?」
登「『一斗』とは『一升』の10倍です。」
坂「これも計量器なんですね。勉強になります!なんだか社会科見学に来たみたいです。笑」
登「実際に近くの小学校から3年生が社会科見学として毎年来ますよ。笑」
坂「ははは・・・ 今日私は小学46年生です!ん、これは何ですか?」
登「『いの一番』ね。お米屋さんにしか売ってない調味料です。昔はどの家庭にもあったけど今は使わないわねぇ。」
坂「普通にありそうなパッケージですけど、初めて見ました。」
登「これは分かる?『粟(アワ)』と『稗(ヒエ)』と『黍(キビ)』」
坂「あっ、分かります! 最近「栄養価が高い」と健康食として見直されてますよね。『キヌア』とか。」
登「そう。『稗(ヒエ)』は縄文時代から食べられている日本最古の穀物なんて言われていて、昔はお米に混ぜて炊いて食べていたんですよ。」
坂「へぇ、雑穀米の元祖なんですかね。」
政「こんなん見た事あるかい?」
坂「おー、『五十銭』『明治四十一年』って書いてありますよ!聞いた事しか無かっです。一円より下ですもんね!」
政「この時代は一円はお札だったよ!」
坂「お札は五百円札がギリ知っています。」
政「東京オリンピックもあるよ。」
坂「それは新しいんじゃ・・・、おっ、前回のじゃないですか! オリンピック開催を記念した記念硬貨があったんですね。」
政「まだあるよ。」
政「これは最近だな。」
坂「・・・。最近じゃないですよ! 私が昭和53年生まれですから45年位前ですよ!笑」
政「そっかそっか!ははは!!」
坂「記念硬貨って色々あるんですねぇ。集めてらっしゃるんですかー?」
政「ウチの自販機のお釣りに入ってたんだよ。偽物かと思ってどけておいたんだ。笑」
坂「記念硬貨使うくらい、どうしてもジュース飲みたかったんですかね?しかし良く使えましたね。笑」
政「あったあった!これは珍しいと思うよ、本物だからね。」
坂「えっ!手に取って触っても良いですか?」
政「どうぞ。」
坂「これは大変なヤツですよ!当時の本物ですもんね。」
政「お米の配給標だね。昔はこうやって家族の人数に合わせて、決まった分量が配給されてたんだよ。」
坂「博物館とかで見るレベルの凄いモノですね!」
政「こっちは『配給明細表』だね。どこにどれだけ配給したか書いてある。」
坂「そうなんですねぇ!お米の配給は戦争が終わってもやってたんですね。」
政「そうね、安定した供給をする為にね。」
坂「なるほど。今は好きな物を自由に食べられるなんて贅沢なんですね。」
政「便利な世の中になって、これはこれで良かったよね。」
坂「今日は大変勉強になりました!ありがとうございました。また遊びに来ます。」
政・登「はーい、また来てちょうだいね!」
まとめ!
創業百年を超えるお米屋さんに行ったら、今ではなかなか見る事の出来ない『お米の配給標』を見せて貰う事が出来ました!
どんどん便利な世の中になり、その引き換えに古き良きものは無くなっていってしまう。
全ては、先人の方達が築いた時代を経て、今があるという事を知らないといけないと思いました。
いや〜、今日も良い出会いかがありました。
ぜひ、またお会いしましょう!
以上、アホマイルド坂本でしたー。